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日記
舞台協会セミナーで聞いた震災のこと
昨日今日と名古屋で全国の舞台協会会員によるセミナーが行われました。内容は東北大地震による劇場・ホールの被害状況報告です。
東北の特に宮城・岩手・福島の被害は甚大で今でも稼働できない劇場・ホールが多数あります。内津波により完全に流されてしまった劇場・ホールは3件。
陸前高田文化ホールの写真を見ましたが外壁の一部と舞台を残しほぼ津波に流されていました。震度5にも崩れない劇場が跡形もない状態を見て、改めて津波の凄まじい力に驚くばかりです。
今でも宮城・岩手・福島の劇場は被災者収容施設として使用され、本来の仕事に準じれない状況だそうです。その中で照明協会の方が語ったことが印象的でした。
「東京都知事が祭りの自粛を宣言したが、私達はそんなことを求めていない。ではどうやって私達被災者を助ける気であったのか。イベントを打たなければ経済自体が委縮する。私達が被災しても、まだ他が元気であると信じているから、がんばれるのに。それさえ奪う行政とは本当に日本を救う気があるのか。」と
祭りの中止は本来氏子が決めるもの。日本の政治家は重みある無責任な言葉を吐き過ぎると感じました。