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日記

Kendrick Lamar?

'15年4月30日 22:55

Kandrick Lamarへ話を戻すと、彼の音楽も90年代ヒップホップでよく見られたような音使いはそこかしこに息づいている。
であるが、00年代以降のビートミュージック、さらにRadioheadの“Pyramid Song”を引用したり、新しいものも決して疎かにしていない。
さらに言えば、この作品にはブルースフィーリングすらもある。
ヒップホップとしてだけでなく、作品を覆う緊迫感と悲嘆はLightnin' HopkinsやRobert Johnsonらブルースにも相通じるものがある。
そして、何よりこの作品が歴史的指標に立たんとするのは、詞における彼の主張である。
「To Pimp A Butterfly」の背景にあるのが昨今の黒人射殺事件であるのは疑うべくもない。
しかし、Lamarはこのアルバムで「黒人への差別を許すな、黒人たちよ立ち上がれ」と憤っているのではない。
むしろその逆で、「お前らあの事件で同胞の黒人が撃たれて悲しんでいるが、俺たちだって同じ黒人を何人も抗争で殺しているじゃないか。俺たちはとんだ偽善者だ」と嘆いている。
この主張が、作品全体の肝であり、最後にはその偽善的な態度も受け入れて立ち直っていく様が生々しく描かれている。
この作品が発表後、大きな歓喜と喝采をもって受け入れられているのは、つまるところ彼の主張が黒人のみに言及するものでないからだ。
無論、人種差別を真っ向から取り扱ったものであるし、黒人を意味するキャタピラーが最後にはバタフライと同義になるという旅の終わりがあるわけだが、人種と言うものを抜いても、おそらく共感を呼び込むものだからだ。
故に、人種老若問わず、今このアルバムが大いに受け入れられている、というのはあると思う。

そういった思想背景を排して聴いてみても、ファンクやジャズを貪欲に取り込み、テクノやハウスのような音の立体的構造、何より様々な表情を見せるLamarのラップがたまらなくかっこいいものだという第一印象はある。
元々、ファンクもジャズもブルースも黒人から生まれたものであることは否定できない。
が故に、Pharrell WilliamsやFlying Lotus、Thundercat、Snoop Dogg、George Clinton等いずれも時代の寵児である人々がこの作品を彩っているわけで。
正直言えば、Kendrick Lamarという巨大な才能を持つ詩人の前では、Kanye Westも霞む。

とりあえず聴こう。
これは凄いアルバムだ。

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